価格決定分析

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製品の価格を決める解析手法

 価格決定分析は、段階的に変えた価格での製品購入意向を聞き、価格別の度数分布表を作成し、累積%から利益が最大となる価格を決める解析方法です。

価格決定のための調査

 新製品の価格を決める問題について考えてみます。
例として、新製品を1万個製作したときの、1個当りの原価は500円とします。
できれば800円以上の定価にしたいのですが、消費者の希望価格を聞いて新製品の価格を決めたいと思います。

 そこで、新製品の価格と購入意向についてアンケート調査を行いました。
質問文とアンケートに回答した人数を示します。

このアンケートを集計して度数分布表をつくると、新商品についての消費者の希望価格がみえてきます。

度数分布の作成

アンケート調査の回答人数を一覧表にしました。

価格別の度数分布表を作成します。

累積%は価格を変えたとき、何%の人が購入してくれるかの購入意向割合を示しています。

価格決定分析の方法

 度数分布表の累積%に価格別の原価、利益を加えた表を価格決定試算表といいます。

価格決定分析は、価格決定試算表に基づき利益が最大となる価格を決める解析方法です。

 価格決定試算表の作成手順を示します。

  • 価格を記入
  • 度数分布表の累積%を、価格の低い方から記入
  • 新製品の原価を記入
  • 価格から原価を引いて、それぞれ商品1個当たりの利益を算出
  • 購入予定者の最大数を1万人と仮定し、1万人に累積%を掛けることによって、その価格で商品を購入してくれる購入予定者数を算出
  • 商品1個当りの利益(④)に購入予定者数(⑤)を掛け利益金額を算出

この新製品の価格は、利益が最大となるのは価格が750円のときです。
したがって、この商品の価格は、利益が最大となる750円が妥当だと思われます。
この価格にすると、1万人の38%が購入してくれます。

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