
著 者:菅 民郎
出版社:オーム社
価 格:3,630円(税込)
体 裁:B5変形判 281頁
出版年月:2023年8月
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多変量解析は、実験やアンケート調査で収集されたデータを分析して、複雑に絡み合っている要因相互の 関係を明らかにし、目的を解決するためのモデル式を作成してくれる手法です。したがって、多変量解析は、職業や、文科系・理科系を問わず、データ分析を行う人ならば、必ず勉強しておかなければならない手法であると思います。
多変量解析は 数式が多く、大変難しいと思われがちですが、データ分析をする人が学ぶのは、数式ではなく現実の仕事や研究に応用する方法です。 このことを踏まえて筆者は、数学的理論はできるだけ省き、具体例を用いわかり やすく、しかも重要なことはきっちり解説しようという方針で、この本を執筆いたしました。
多変量解析法は、電卓での計算は困難なためパソコン用ソフトを用いることにな ります。ソフトを使って解説する場面では、マイクロソフト社のExcelにある「分析ツール」で行います。「分析ール」で実行できない手法は、株式会社アイスタッ トで開発したE×celアインソフトウェア(無料ダウンロード)を適用します。 また読者の方から要望が多かった拡張型数量化1類については新たに章を設けて解説しています。
- 重回帰分析(注:時系列重回帰分析を含む)
- 主成分分析
- コンジョイント分析
- 拡張型数量化1類・2類
散布図、CS分析、相関分析、主成分分析をおこなえる無料ソフトウェア付
ダウンロードソフトウェアは、日本語Windows版 Excel※に対応しています。
※詳細はフリーソフトの仕様「必要環境」をご参照ください。
目次
第1部 多変量解析を学ぶための基本的統計解析法
1. 基本統計量
2. 相関分析
3. 直線回帰分析
4. 曲線回帰分析
5. CS分析
第2部 多変量解析法
6. 多変量解析の概要
7. 重回帰分析
8. 時系列重回帰分析
9. 主成分分析
10. コンジョイント分析
11.拡張型数量化1類・2類
付録
1. ゴールシークとソルバー
2. 最小2乗法による回帰式の係数の算出方法
3. 直交表
4. 本書で利用する「多変量解析ソフトウェア」のダウンロード方法
5. Excelデータ分析ツールの組み込み
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