曲線回帰分析によるトレンド予測

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曲線回帰分析によるトレンド予測  ≪1/4≫

解析手法の概要と種類

 トレンドT(傾向線)を求めるための回帰分析について学びます。
回帰分析は直線式、曲線式を求める多数の関数がありますが、それぞれの名称、回帰式、グラフ形状を学びます。

回帰式

よく用いられる直線回帰式、曲線回帰式を示します。

曲線回帰式のグラフ形状

 通常、決定係数が最大の曲線を選択しますが、曲線回帰式のグラフ形状がわかっていれば、TCの推移にマッチした形状の曲線を選択することができます。そこで各種の曲線回帰式のグラフ形状を示しておきます。

修正指数のグラフ形状

 修正指数は増加傾向の場合、鈍化傾向で推移します。時間が経つにつれ増加が止まり上限値Kに近づきます。

ロジスティックのグラフ形状

 ロジスティックは増加傾向の場合、鋭化傾向から鈍化傾向に転じるS字型の曲線です。時間が経つにつれ増加が止まり上限値Kに近づきます。S字型曲線の変曲点を中心に左右対称になります。

ゴンぺルツのグラフ形状

 ゴンペルツは増加傾向の場合、鋭化傾向から鈍化傾向に転じるS字型の曲線です。時間が経つにつれ増加が止まり上限値Kに近づきます。S字型曲線の変曲点を中心に左右対称となりません。

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