次に、縦第2軸に売上の累積割合をとり折れ線グラフを作成します。
こうして出来たグラフがパレート図と呼ばれるものです。

折れ線グラフから、売上の累積割合が70%までに入る商品をA、70~90%に入る商品をB、その他をCとして分類します。

3分割の区切り位置とした70%、90%は経験値であり、分析者が任意変更することが可能です。
分類された商品を見て戦略を考えます。このようにパレート図を用いて商品を3つに分類し、重要製品・重要項目などを把握する分析をABC分析と呼びます。

パレート図によるABC分析の手順
- 商品の売上金額(販売個数、クレーム件数、アクセス数など)を多い順(降順)に並べ替えます。
- 売上の累積割合を計算します。
- 横軸に商品名、縦軸に売上金額をとり、棒グラフを作成します。
- 同じグラフの縦2軸にデhashimotoータの累積割合をとり、折れ線グラフを作成します。
- 累積割合が上位70%程度に入る商品をA、70~90%程度に入る商品をB、その他をCとして分類します。
- 分類された商品を見て戦略を考えます。
ABC分析の注目ポイント
(ケイコ)商品は3つに分類されたけど
ここからどうやって戦略をたてたらいいのかしら。
(先生)Aに含まれる3製品で売上の約7割を占めていることがわかるよね。これらの製品を最優先に戦略をたてるんだ。
(莉子)BやCは後まわしでいいんですか?
そう。まずはAに属する商品を最優先に戦略をたてるんだ。
余力があったらB、そしてCに手を延ばせば効率的に
売上を伸ばすことが期待できるという訳だ。
Aに属するパンが常に店頭に並んでいるように
これらのパンの焼き上がり時間を最優先に調整してみます。
種類を増やしたり、季節によって調理パンの種類を変えたり
いろいろ研究することも大事よね。