ヒストグラムの作り方
- 階級(点数の区間)を決め、各階級に該当するデータ数(人数)を数えます。(=度数)
- 各階級について、全データ数(全人数)に対する度数(人数)の割合を計算します。(=相対度数)
- ①と②を表にまとめます。(=度数分布表)
- ④度数分布表を用いて棒グラフを作成します。(=ヒストグラム)
テスト結果を度数分布表にまとめると次のようになります。

金太郎飴のヒストグラムを作る
手順がわかったところで、本題に戻りましょう。莉子は重さごとに飴の数を数えて度数分布表を作成しました。


店長はとがったグラフ、英太郎は平たいグラフになりました。
(莉子)店長の方は、2.5g以下の小さい飴や3.5g以上の大きい飴はほとんどないわ。でも、英太郎の方は小さい飴も大きい飴も沢山あって
大きさがバラバラだわ。
(先生)そうだね。
平均値や合計だけでは、こういったバラツキはわからない。
お客さんは大きい飴に文句は言わないけど
小さい飴には敏感なようだね。
莉子は店長に報告に行きました。
店長、わかりましたよ。
100個入り300gでちゃんと出来ているようだけど、英太郎の作った飴は大きさがバラバラで、人によっては小さいものが目に付いてしまうんじゃないかしら。
(店長)大きさがバラバラなことがクレームの原因なんだね。
そのようです。
今回の場合、ヒストグラムはとがったグラフになることが理想的です。
今回は容量も足りているし、お徳用ってことで
お客さんには許してもらおう。でも、英太郎はもっと修行が必要だね。
Excelによる度数分布表の作成
度数分布表にある度数はExcel関数を使えば簡単に求めることができます。意味を理解できたら、あとはExcelを使って計算しましょう。
= FREQUENCY(データ範囲、階級値)