パーセンタイル・四分位偏差

データを昇順で並べ替えます。小さいほうから数えて任意の%に位置する値をパーセンタイルといいます。(パーセンタイルはパーセント点ともいう。)

また、全体の25%、50%、75%に位置する値を、それぞれ第1四分位点(下ヒンジともいう))、中央値、第3四分位点(上ヒンジともいう)といいます。第3四分位点から第1四分位点を引いた値を四分位範囲といいます。
四分位範囲を2で割った値を四分位偏差といいます。
四分位範囲、四分位偏差は標準偏差と同様、データのばらつき具合を示します。

下記に示すデータでパーセンタイルの求め方を説明します。

まず始めに、任意の%(50%と80%)に位置するデータの順位について示します。

10個のデータの真ん中(50%→0.5)に位置するデータの順位は
(10+1)×0.5=5.5 で求められます。

4/5(80%→0.8)に位置するデータの順位は
(10+1)×0.8=8.8 となります。

一般的にデータ数がn個でp%に位置するデータの順位は
(n+1)×p/100 で求められます。

求められた順位の整数部をq、小数部をrとします。
上記例のq、rはつぎとなります。

例題

次のデータは、ある高等学校1年生11人の懸垂回数を示したものです。

このデータについて、第1四分位点、中央値、第3四分位点、80%におけるパーセンタイル、四分位偏差を求めなさい。

解答

データを並び替える

(答え)

  • 第1四分位点:8回
  • 中央値:15回
  • 第3四分位点:20回
  • 80%におけるパーセンタイル:23回
  • 四分位偏差:6回

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