ノンパラ多重比較スティール・ドゥワスの概要
ノンパラ多重比較スティール・ドゥワスは、3群以上の群相互の母平均の差を調べる検定方法である。
メリット
データが順位や5件法(5段階評価)などの順序尺度で母集団の分布が特定できない場合、また、数量データでもサンプルサイズが小さく母集団の正規性や等分散性を検討できない場合に適用できる。
デメリット
p値がでない
ノンパラ多重比較スティール・ドゥワスの結果
具体例
ある会社で、血液型が営業成績に関係があるかを調べるために、社員25人を選び、1年間の売上台数を調べた。下表は、血液型別の売上台数である。

検定結果
検定統計量の絶対値が棄却限界値より大きければ有意差があるといえる。

全ての群間において有意差がみられない。
血液型は営業成績に影響していないといえる。