スピアマン順位相関係数の無相関検定

スピアマン順位相関係数の無相関検定の概要

スピアマン順位相関係数は、2項目(2変数)が順位データや5段階評価データなどの順序尺度の相関関係を数値で記述する方法である。

スピアマン順位相関係数は-1から1の間の値で絶対値が大きいほど相関関係は高い。
スピアマン順位相関係数の無相関検定、母集団のスピアマン順位相関係数が0であるかを検証する検定方法である。

スピアマン順位相関係数の無相関検定は、母集団が正規分布していなくても適用できる。

検定統計量

ただし、nはサンプルサイズ、rはスピアマン順位相関係数
検定統計量算出公式は単相関係数と同じである。

p値

検定統計量は自由度n-2のt分布にしたがう。
p値はt分布において横軸の値が検定統計量の上側確率である。

スピアマン順位相関係数の無相関検定の結果

具体例

旅館の顧客満足度調査を行った。

スピアマン順位相関係数は0.3133だった。
母集団におけるスピアマン順位相関係数は無相関といえるかを明らかにせよ。

検定結果

p値0.1890>0.05より
大浴場満足度と旅館総合満足度の母集団におけるスピアマン順位相関係数は0でない相関があるといえない。
これより、有意な相関があるといえない。


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